top of page

アンサンブル・メゾンについて

 弦楽アンサンブルとして1987年設立。そののち管も加えて、フレキシブルな室内オーケストラ形態となる。最近は約50人程度の2管編成のオーケストラとして演奏することが多い。

現在年2回のペースで演奏会を続けており、凝ったプログラミングとエネルギー感ある演奏は好評をいただいている。

 我々が大切にしたいと思っているものは、音楽の基となる音そのもの。一人ひとりが出す音を磨き、そして一人では出せない音を仲間とともに造り上げる。そうした様々な音があって初めて音楽は成り立つはず。案外忘れがちなこの視点を我々は大切にしたい。

 楽団名の「メゾン」とは、メンバーの多くが青春の日々を送った京都に因んで、湯川秀樹博士の中間子「meson」から名づけたものである。中性子と陽子がどんな力で引き合って原子核を構成しているのか?双方に働く核力を司っているのは中間子の存在であったのだ。我々が、いま、その中間子をイメージするとき、音と音とを結びつけて一つの音楽にするためのアンサンブルのあり方もまた、こういったものなのではないかと思いは巡る。

 そして、湯川博士の言葉、「未知の世界を探求する人々は地図を持たない旅人である」は、我々に何を教えてくれるだろうか。何度も目にしたことのある楽譜でさえも、毎回新しい発見があり、何気なく聞いている音も、よくよく聞けば驚きに満ちたものであり、無限のイマジネーションの世界が広がる。練習も本番も、いつもこのことを忘れずに音符に向き合いたい。そのためにもメゾンという名を大切にしたいと思うのである。

bottom of page